贅沢なお産

贅沢なお産 (新潮文庫)
妊婦の時に愛読してた「贅沢なお産」がドラマ化されるってので楽しみにしてたのにー。まずキャスティングを知ったときに嫌な予感がしたのですが的中したよもう。水野真紀って・・・。人任せじゃない、自分の納得できるお産を選択することこそが贅沢なのだ!って大筋だけ通して(それは本当にそう思うけど)、私が好きだった原作者のライフスタイルみたいなものは全く排除。万人ウケするようにしたのね。なんていうかお洒落じゃないの、楽しくないの、気持ちよくないのー!もちろん子どもの命が最優先だけど、レメディ使ってみたりお洒落マタニティ研究してみたりと無駄チックなことこそ楽しいんじゃない。私はそうでした。

次に単胎で出産するとしたら(ないけど)今度は絶対に「気持ちいい環境」を重視したい派な私。自宅もありだし、綺麗でサービスのいい病院もポイント高い。今回は多胎だったからとにかく安全性を重視せざるを得なかったけど、優しくない看護師とかきれいじゃないトイレとか不味い食事に出産という経験の楽しさがかなり減少した感があったので。

出産で重視するものって人それぞれで、義妹にこの本貸したけどいまいちピンときてない感じだった。もちろんそういう人もいる。生きてく上で重視するものが似ている友達なら共有できるかなー。そういう友達が妊娠の際にはぜひ贈りたい一冊です。